フィデリティ(Fidelity)

フィデリティ(Fidelity)は、世界でも有数のネットワークと歴史を誇る独立系の資産運用グループで、米国内と米国外の二つの会社から構成されます。

現在、日本には、米国外を対象とした「Fidelity International Limited」のグローバルネットワークに属する、フィデリティ投信とフィデリティ証券が活動しています。

目次:コンテンツ構成

フィデリティ(Fidelity)の歴史と構成

フィデリティ(Fidelity)は、1946年にエドワード・C・ジョンソン2世が米国のボストンに資産運用会社を創設したことによってスタートし、それから半世紀以上にわたり、世界の主要なマーケットにおいて、個人投資家から機関投資家まで、幅広いニーズに対応した資産運用サービスを提供しています。

また、創業以来、経営の独立性を大切にするために株式を公開せず、顧客(受益者)のために働く「顧客第一主義」を貫き、長期ビジョンに基づいた経営が行えるプライベートカンパニーの強みにこだわっています。

現在、フィデリティ(Fidelity)は、米国内を対象とした「Fidelity Management and Research LLC(FMR LLC)」と、米国外を対象とした「Fidelity International Limited(FIL Limited)」という2つの密接な関係にある協力会社から成り、その中で日本拠点は、FIL Limitedのグローバルネットワークに属しています。

Fidelityの意味

日本語では、「忠誠、忠実」または「誠実」を意味する。フィデリティは自らはもとより、顧客に対してあらゆる業務を倫理的かつ誠実に進めて行くことを第一に考え、また顧客の資産を忠実に運用し続けるという意味も込められている。

Fidelityのロゴ

太陽の光を受けて輝くエジプトのピラミッドをデザインしたもの。何千年にもわたって、その姿を後世に伝えるピラミッドは「不変なるもの」や「永続性」を象徴し、また燦然と輝く太陽の光は「聡明さ」と「才能」を表わしている。

フィデリティ(Fidelity)の運用の特徴

フィデリティ(Fidelity)は、長い歴史の中で、資産運用において、以下のような特徴があります。

株式運用

1946年の設立以来、綿密な個別企業調査活動を行うことにより、企業の将来の成長性や財務内容などファンダメンタルズを調査・分析し、その結果をもとに運用する「ボトム・アップ・アプローチ」に基礎を置いている。

債券運用

過度なリスクを取ることなく、継続的に安定した超過収益を生み出すことを運用哲学の基礎としており、これを支えるのが「グローバルな調査力(充実した調査体制)」。

特にフィデリティが得意とするハイ・イールド債の分野においては、株式部門のアナリストによる調査分析結果がリアルタイムで共有されており、その情報が即座に運用に活かされている。

グローバルな連携

株式や債券、不動産など様々な資産クラスの運用を手がけており、各分野に専任の調査・運用体制が整備されると共に、運用のプロフェッショナルによる拠点網が世界中に張り巡らされており、「グローバルな調査・運用体制」がフィデリティの強みとなっている。

また、調査・分析にあたっては、企業調査情報をリアルタイムで共有し、株式や債券の運用に活かしている。

フィデリティ・インターナショナルの概要

フィデリティ・インターナショナル(Fidelity International Limited)は、1946年に米国・ボストンで誕生した資産運用会社にルーツがあります。

設立以来、常に顧客の利益を最優先し、その経営の独立性を大切にするため株式を公開しておらず、世界有数の独立系資産運用グループとなった今でも変わることはありません。また、外部株主のために働くことを余儀なくされることなく「顧客第一主義」を貫くことが強味となっています。

現在、フィデリティ・インターナショナルは、英国のロンドンに本拠を置き、世界有数の資産運用グループとして、アジア太平洋、欧州、中近東、南アメリカの25を超える拠点において、様々なアセットクラスを網羅する投資商品やリタイアメント・ソリューションなど、投資家向けに優れた資産運用サービスを提供しています。

フィデリティ(Fidelity)の日本拠点

フィデリティ(Fidelity)は、日本において、フィデリティ投信が投資信託、及び企業年金や機関投資家向けの運用商品・サービスを提供し、またフィデリティ証券が投資信託を中心とした個人の長期的資産形成を支援するサービスを提供しています。

フィデリティ投信

フィデリティ・インターナショナルの一員として、投資信託および、企業年金や機関投資家向け運用商品・サービスを提供する資産運用会社。

1969年に外資系運用会社として初めて日本に拠点を設け、日本企業の調査を開始。1990年より日本の年金向け運用業務に参入し、1995年に証券投資信託委託業務免許を取得し、同年12月に最初の国内投資信託を設定。

フィデリティ証券

フィデリティ・インターナショナルの一員として、「フィデリティ」ならではの信頼と実績のもと、1998年より日本の個人投資家向けにサービスを開始。

現在、投資信託、株式・ETF/ETN・REIT、ザ・ハイブリッド(ロボ+ヒトが実現するお任せ運用)を提供。

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