クレジットとは何か?

クレジット(Credit)は、多様な意味で使われる用語で、基本的には、信用や信頼を意味します。これは、クレジットビジネスでは、割賦販売や信用販売、消費者金融など、提供側からの信用の授与に基づく取引を指し、また国際金融では、短期または中期の借款を指します。

さらに、その他にも、「クレジットタイトル」の略や、出版物・新聞記事・テレビ番組等に使用された著作物等の出所を明示する言葉としても使われます。

ここでは、クレジットビジネスの「クレジット」について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

クレジットの概要について

現代は「カード社会」とも言われ、世の中には、様々なカードが出回っています。お金に関するカードだけでも、前払い式のプリペイドカード、預貯金の出し入れのためのキャッシュカード、ローンやキャッシングのためのカード、電子マネーが使えるカード、そしてクレジットカードがあります。

これらのカードの中で、クレジットカードの「クレジット(credit)」とは、ラテン語の「クレド(cred=われ信ず)」を語源としており、元々は「信用、信頼」を意味します。また、「Consumer credit」は、日本では「消費者信用」と訳され、文字通り「消費者」の「信用」を最大の担保として行なわれる信用供与サービスをいいます。

現在、消費者信用をビジネスとする企業の集まりを「消費者信用業界」や「クレジット業界」と言い、具体的には、クレジットカード会社や信販会社、メーカー割賦会社、消費者金融会社、小売店のクレジット販売部門、銀行などが含まれます。

クレジットの消費者信用について

クレジットの消費者信用は、商品を後払いで販売する「販売信用」と、直接金銭を貸し付ける「消費者金融」に大別されます。

販売信用について

販売信用とは、消費者が商品やサービスを購入した時点では代金を支払わず、後日、一括あるいは分割して返済する方法をいい、その種類には「割賦方式(月賦などの分割払い)」と「非割賦方式(一括払い)」があります。

また、販売信用の契約方法には、取引毎に契約を結ぶ「個品方式」と、包括的な契約を結びカードを発行する「カード方式(総合方式)」があります。

※個品方式は、信販会社では「ショッピング・クレジット」と呼ぶこともある。

消費者金融について

消費者金融とは、融資業者が消費者に対して債権者となり、金銭を貸し付けることをいいます。これには、「消費者ローン(キャッシング、カードローン)」や「定期預金担保貸付」などがあり、資金使途は一般的な消費です(通常、住宅ローンや事業者ローンなどは含まれない)。

現在、消費者金融については、消費者金融会社の他に、クレジットカード会社や信販会社、銀行など金融機関でも取り扱っています。

クレジットの統計について

現在、クレジットの統計として、(社)日本クレジット協会の調査結果である「日本のクレジット統計(年次)」があります。

消費者信用産業の市場規模

消費者信用産業の市場規模については、2019年のクレジットカードショッピングの信用供与額は73兆4,311億円で、また信用供与残高(当該年12月末時点)は13兆5,801億円でした。

クレジットカードの契約数

クレジットカードの契約数については、2019年12月末で2億6,326万件となっていました。また、2019年の入会申込件数は3,362万件(内契約件数は2,559万件)で、解約件数は1,859万件でした。

クレジットカードの利用動向

クレジットカードの利用動向については、2019年のクレジットカード動態調査における信用供与額は64兆8,779億円で、その内訳は、クレジットカードショッピングが63兆1,356億円、キャッシング融資額が1兆7,422億円でした。