組戻(組み戻し)

読み方: くみもどし
分類: 為替取引

組戻(組み戻し)は、振込等の取組後に、依頼人の都合により、その依頼を撤回する際に取る手続きをいいます。これは、個人においては、振込手続き完了後に、依頼人の都合でその振込を取消す依頼をすることを指しますが、金融機関においては、 通常、振込だけでなく、送金代金取立手形(代手)、担保手形(担手)、割引手形(割手)なども対象になります。

一般に組戻の身近な事例として、銀行信金信組労金農協(JA)などの金融機関ATMネットバンキング、窓口で振込手続きが完了した後に、依頼内容に誤りがある、または振込を取り消したい等の理由により、振込資金を依頼人(自分)に返却してもらいたい場合に「組戻」の手続きを取ることがあります。

なお、組戻の際の手続きは、結構面倒であり、また所定の手数料もかかるので、ご注意ください。

組戻しの仕組み:揉めるケースもあり!

組戻の際に、単純な入力ミス等により振込先に入金されていない場合は、金融機関から振込時に入力した電話番号に連絡等があり、変更手続き(変更処理)を取ることで対応できます。一方で、変更処理だけでは対応できない場合は、振込を行った金融機関において、所定の組戻し手続きを取ることになります。

この組戻し手続きにおいて、既に振込処理が完了して受取人に入金されている場合は、振込先の金融機関より受取人に連絡がいきますが、受取人(相手先)の了解がないと資金はすぐに戻らないとのことです。また、相手先が既にお金を引き出して組戻に応じない場合は、依頼先の金融機関は異議申立をせず、当事者間で協議となるそうです。

組戻し手続きの一例:預金口座から振り込んだ場合

(1)組戻しの依頼にあたっては、所定の組戻依頼書に記名押印のうえ、利用明細票とともに提出する。その際に、所定の組戻手数料を支払う。
(2)依頼先の金融機関は、組戻依頼書に従って、組戻依頼電文を振込先の金融機関に発信する。
(3)組戻しされた振込資金は、振込資金等を振り替えた顧客の口座に返却される。

※金融機関によって、連絡窓口や手続方法などが異なる。