裁定請求

読み方: さいていせいきゅう
分類: 仕組み

裁定請求は、年金を受け取る資格ができた時に、年金を受け取る権利のある人が、所定の要件を満たしていることを申告して、その確認(裁定)を求める手続きのことをいいます。

現在、日本の公的年金の受給においては、年金を受け取る資格ができた時に自動的に支給が開始されるのではなく、自分で年金を受け取るための手続きが必要になります。この手続きが「裁定請求」であり、老齢年金の受給年齢が近づいた時や、また障害年金や遺族年金を受給する時には、自分で国や共済組合などの保険者に請求を行わなければなりません。

また、この請求に用いる書類が「裁定請求書」であり、その提出先は、加入していた年金制度によって異なっています。

・国民年金の第1号被保険者期間のみの人は住所地の市区町村役場
・厚生年金の被保険者期間を有する人は年金事務所(最後に加入した制度が厚生年金である時は最後の会社等を管轄する年金事務所)
・共済組合の加入期間のみの人はその共済組合

一般に裁定請求にあたっては、裁定請求書に必要事項を記入し、年金手帳または被保険者証、戸籍謄本(抄本)、印鑑、本人名義の預金通帳等の添付書類と共に提出し、年金が裁定されると年金証書が送られてきます。そして、全ての手続きが完了後に受給開始となります。

<年金受給までの一連の流れ>

(1)受給資格発生:本人が所定の要件に達する
(2)裁定請求:本人が年金を受け取る手続きをする
(3)裁定:保険者が受給権の存在を確認する
(4)受給開始:手続きが完了し、年金を受け取る