金銭消費貸借契約証書
読み方: | きんせんしょうひたいしゃくけいやくしょうしょ |
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分類: | 書類 |
金銭消費貸借契約証書は、金融機関や消費者金融会社などの貸主から融資を受ける際に交わす、借入契約書のことをいいます。これは、貸主が融資を実行するにあたって、債務者(顧客)への融資金額や資金使途、返済期日、利率などの融資条件を記載した契約書であり、後日トラブルが発生するのを防ぐために作成されます。また、金銭消費貸借契約とは、「金消契約(ローン契約)」とも呼ばれ、将来の弁済を約束した上で、金銭を消費するために借り入れる契約のことをいいます。
一般に金銭消費貸借契約証書は、法人取引でも、個人取引でも作成されており、通常、ローン契約は長期に渡るので、その契約内容については十分に理解しておくことが必要です(内容面で分からないことは、うやむやにせず、担当者に聞いて理解するようにする)。また、顧客には、契約書の「お客様控え」が渡されるので、しっかりと保管しておくようにしましょう。
<金銭消費貸借契約証書の基本的項目>
●必要な契約事項
・契約年月日
・債権額
・弁済期
・利息(利率)
・利息の支払方法
・遅延損害金
●その他の契約事項
・期限の利益の喪失
・裁判所の合意管轄
●特約事項
・連帯保証人
・抵当権(根抵当権)の設定
・公正証書の作成