フェイル慣行

読み方: ふぇいるかんこう
分類: 取引・決済

フェイル慣行は、当初の決済予定日に証券の受渡しが行われなくても、そのことのみを以って債務不履行(デフォルト)扱いせず、これを容認する市場慣行のことをいいます。具体的には、フェイルが発生しても、原則として、契約の解除権の行使や遅延損害金等の授受を行わないこととしています。また、フェイルとは、証券取引の決済に関し、取引当事者の信用力とは異なる理由により、当初予定していた決済日が経過したにもかかわらず、証券の受渡しが行われていない状態のことをいいます。

日本の国債市場においては、取引・決済の円滑化や効率化などの観点から、2001年の即時グロス決済(RTGS)への移行を機に「フェイル慣行」が新たに導入されました。また、現在では、電子CPや一般債(社債や地方債など国債を除く公社債)についても、本慣行が導入されています。