騰落率

読み方: とうらくりつ
英語名: Percentage change in price
分類: 評価尺度

騰落率は、価格が一定期間において、上昇したり下落したりする変動率のことをいいます。これは、投資信託(ファンド、ETF)や株式(株価、業種別、株価指数、IPO)、保険(ユニット価格)、不動産(戸建て、マンション、新築、中古)、商品(コモディティ)など、様々な分野で使われている用語となっています。

一般に投資信託では、基準価額が一定期間において、何%上昇したり、何%下落したりしたかの価額動向を把握する際に用いられます。また、具体的な期間としては、過去1週間や1カ月、3カ月、6カ月、1年、3年、5年などがあり、特定のファンドのパフォーマンス(価額推移)を検証したり、複数のファンドのパフォーマンスを比較・検討したりする場合に活用します。

例えば、1年間の騰落率が+100%の場合、1年間にそのファンドの基準価額が2倍になったことを意味し、また1年間の騰落率が-50%の場合、1年間にそのファンドの基準価額が半分になったことを意味します。

投資信託の騰落率の表示

投資信託の騰落率を測定する場合、期初と期末の基準価額の動きに加えて、期中に支払われた分配金再投資したものとして測定するのが一般的となっています。これは、分配金が支払われると、その分、基準価額が下落する要因となるためで、通常、騰落率は分配金込みの数字で表示されます。

投資信託の騰落率の年率換算

投資信託の異なる期間の騰落率を比較するためには、期間を揃える必要があります。この場合、1年間に換算した騰落率である「年率換算リターン」が用いられるのが一般的で、また1年以上の騰落率を年率換算する場合には、単利計算と複利計算の二つの方法があります。

・6カ月の騰落率が5%:年率リターン=5%÷0.5年=10%
・3年の騰落率が9%:年率リターン(単利)=9%÷3年=3%

投資信託の騰落率の活用ポイント

投資信託の騰落率は、オープン型投資信託(オープン投信)の購入や、既に保有してファンドのパフォーマンスを検討する場合などに便利で、具体的な活用ポイントとして以下が挙げられます。

・騰落率は、複数の期間でパフォーマンスを把握する
・騰落率は、過去の実績であって、将来の予測はできない
・騰落率は、投資家の運用利回りとは異なるので注意する
・騰落率は、ファンドのベンチマークとも比較する
・複数のファンドの運用成績を比較検討する
・既に保有しているファンドの運用成績を検証する
運用報告書(ファンドレポート)なども参考にする