TBTF

読み方: てぃーびーてぃーえふ
分類: 金融規制

TBTFは、「Too big to fail」の略で、大きすぎて潰せないことをいいます。これは、2000年代後半のサブプライム問題を契機に注目され、危機後の世界的な金融規制改革を議論する際に欠かせないキーワードとなりました。

特に2008年のリーマンショック(米国のリーマン・ブラザーズの破綻)では、世界の金融システムが深刻な危機に陥り、各国の金融当局はその対応を迫られることになりました。

TBTFの基本要素

TBTFは、「Too big to fail」の略で、その基本要素として、以下が挙げられます。

|規模|
金融機関が提供する金融サービスのボリューム

|代替可能性|
当該金融機関の破綻時に、他の主体がどの程度、同様の金融サービスを提供できるか

|相互連関性|
金融システムの他の要素との結びつき

TBTFの資本規制

従来、TBTFであるとみなされる大手金融機関は、万一の破綻危機に直面した場合でも、政府による救済が想定されることから、経営にモラルハザードが生じ、本来取るべきでないリスクテイクに走る懸念が指摘されていました。

そういった中、2015年11月のアンタルヤ・サミットにおいて、金融安定理事会(FSB)から報告された、グローバルなシステム上の重要な銀行(G-SIBs)に対して「総損失吸収力(TLAC)」の確保を求める最終合意文書が了承され、新たな資本規制が導入されました。