中古住宅販売件数
読み方: | ちゅうこじゅうたくはんばいけんすう |
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英語: | Existing Home Sales |
分類: | 米国 |
中古住宅販売件数は、全米不動産業者協会(NAR)が毎月発表する、アメリカ合衆国で販売された集合住宅を含んだ中古住宅の内、所有権移転が完了した販売件数(季節調整済・年率換算)をいいます。
米国の景気(住宅)関連の経済指標の一つで、全米、並びに四つの地域別(北東部、中西部、南部、西部)の中古一戸建て住宅の販売件数・販売価格・在庫に加えて、コンドミニアムと共同住宅を含めた数字となっています。
一般に米国の不動産市場では、中古住宅販売の規模が新築住宅販売の規模より大きく、成熟して厚みがあります。そのため、中古住宅販売件数は、個人の景気見通しが反映されると共に、消費やリフォームなどの関連需要にも繋がることから、景気動向の先行指数としても注目されています。
◎新築住宅販売件数が契約書への署名ベースであるのに対して、中古住宅販売件数は所有権移転完了ベースで集計するため、新築住宅販売件数に対して30~60日の遅効性があると言われている(新築住宅販売件数の方が景気動向の先行性が高い)。
◎中古住宅販売件数は、所得状況やローン金利動向などに影響を受けやすく、特に金利上昇期には、将来的なローン金利上昇を見込んだ駆け込み需要が増加することもある。
発表国 | アメリカ合衆国 |
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発表先 | 全米不動産業者協会 〔NAR:The National Association of Realtors〕 |
発表時期 | 毎月25日 |
発表内容 | 月次の前月の数値データ(中古住宅の件数) |
主なポイント | ・個人(消費者)の景気見通しが反映 ・景気動向の先行指標として注目 ・所得状況やローン金利動向などにも影響 |