銀聯カード

読み方: ぎんれんかーど
分類: 海外カード

銀聯カードは、中華人民共和国の中国銀聯が発行する「銀聯ブランド(UnionPay:ユニオンペイ)」が付与されたカードをいいます。これは、中国の銀行では、大半が「デビットカード」として発行され、また日本のクレジットカード会社では、大半が「クレジットカード」として発行されます。

なお、中国銀聯とは、2002年に中華人民共和国の中央銀行である中国人民銀行が中心となり政府主導で設立された、中国の銀行の多くが加盟する銀行間決済ネットワークシステムの運営会社です(本拠:上海)。

中国における銀聯カード

銀聯カードは、多くの中国人が持っている最もメジャーなカードで、銀行口座を作ると、銀聯カードが同時に発行されます(キャッシュカードに銀聯のデビットカード機能が付く)。これにより、ATMから預金を引き出せるだけでなく、加盟店で買い物ができるデビットカードとしても使えます。現在、中国においては、銀聯(UnionPay)は、国際ブランドのVISAやMasterCardを利用できる加盟店を大きく上回っています。

<銀聯カードの基本的な仕組み>
利用者は買い物をする際に店頭で銀聯カードを提示。その場で暗証番号を入力し、サインするだけで銀行口座から代金がすぐに引き落とされ、支払いがその場で完了。

ちなみに、普及した理由として、中国では個人向けの与信システムであるクレジットカードがあまり普及しておらず、現金払いがメインであったという事情が挙げられます。(昨今では、アリペイやWeChatペイなど「QRコード方式」が中国の電子決済の主流になっており、銀聯の電子決済シェアは大きく低下している)

日本における銀聯カード

銀聯カードは、日本においては、中国銀聯が三井住友カードと提携し、2005年12月より銀聯の決済サービスをスタートして以降、他のカード会社も追随し、加盟店や取扱いが拡大しています。従来、中国人の顧客は、外貨の持ち出し制限により、日本国内での買い物に制限がありましたが、本カードを利用することで預金残高の範囲内であれば利用制限がないため、より便利に買い物ができるようになっています。

なお、2007年12月より三井住友カードが旅行やビジネスで中国に渡航する日本人向けの「クレジット払いの銀聯カード」の発行をスタートし、カードの決済は日本円建てで可能となっており、現在は、三井住友カードの他に、三菱UFJニコスなどでも発行されています。

世界における銀聯カード

銀聯カードは、中国人の海外渡航の増加により国際化を急速に進め、昨今では、世界中の多くの加盟店で利用できるようになっており、VISA、MasterCard、American Express、Diners Club、JCB、Discover Cardと共に、国際ブランドの一つとしても認知されています。

ちなみに、米国のディスカバーカード(Discover Card)とは相互に加盟店を開放しています。