赤字国債

読み方: あかじこくさい
分類: 公債

赤字国債は、普通国債の一つで、国が一般会計の赤字補填のために発行する国債をいいます。

正式には「特例国債」と呼ばれるもので、現在、日本において、その発行は財政法上では認められていないため、特別の立法(特例法)が必要とされます。また、普通国債とは、利払い・償還財源が主として税財源により賄われるものをいいます。

赤字国債の歴史は、1965年度の補正予算で戦後初めて発行され、また1975年には、その発行を認める1年限りの公債特例法が制定され発行されました。そして、その後も毎年、特例法の制定により発行され、今日に至っています。

※一般会計の赤字:国の歳出が歳入を上回った状態。

赤字国債の概要

なお、赤字国債に対して、公共事業などの投資的経費のために発行される国債を「建設国債」と言います。

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