政府関係機関債

読み方: せいふかんけいきかんさい
英語: Agency Bond
分類: 債券区分

政府関係機関債は、「特別債」とも呼ばれ、公団・公社・公庫等の政府関係機関が、特別の法律に基づいて、資金調達のために発行する債券をいいます。これは、政府と密接な関係にある先の債券で、その調達資金は、主に公共投資などに振り向けられることから、準国債的な性格を持つと言われます。

政府関係機関債の概要

現在、政府関係機関債の種類には、元利金の支払い面で、政府保証を付けて公募形式で発行される「政府保証債」、政府保証を付けずに特定の金融機関等が直接引き受ける(非公募方式で発行される)「非政府保証債」、政府保証を付けずに公募形式で発行される「財投機関債」の3つがあります。

また、国や地方公共団体などが財源等を賄うために発行する国債や地方債、政府関係機関債を合わせた債券の総称を「公共債」と言います。

※公団については、既に存在せず、2001年に策定された特殊法人等整理合理化計画に基づき、その全てが独立行政法人または特殊会社(株式会社)に改組されている。

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