CX

読み方: しーえっくす
英語: Commodity Exchange
分類: 商品先物

CXは、"Commodity Exchange"の略で、日本語では「商品先物取引」のことを意味します。これは、主に海外で使われる略語で、外国為替証拠金取引の略語である「FX」ほど、日本ではあまり普及していません。

ここでは、CXの概要について、簡単にまとめてみました。

※CXは、ビジネスにおいては、"Customer Experience"の略で、顧客体験価値を意味する。

目次:コンテンツ構成

CXの仕組みについて

CXは、将来の一定時期に、貴金属や非鉄、農産物、エネルギーなどのコモディティ(商品)を受渡しすることを約束して、その価格を現時点で決める取引をいいます。

◎約束の期日が来る前にいつでも反対の売買契約をして、支払う代金と受取る代金の差額を清算すれば、商品と代金の交換を行わずに、取引を終了することができる。

◎買い契約した場合でも商品を受取らずに済み、また手元に商品がなくても売り契約ができることから、「買い契約(ロング)」だけでなく「売り契約(ショート)」でも収益を上げることができる。

CXの取引方法について

CXは、法律に基づいて設置された「商品取引所」で行われ、投資家は商品取引員(商品取引所法に基づく許可を受けた会社)に取引を委託して行うことになります(取引口座を開設して、インターネットや電話などで取引)。

また、投資家が商品取引員に預けた投資資金(取引本証拠金を含む)は、商品取引員を通じて日本証券クリアリング機構(JSCC)に預託され、商品取引員の財産とは別に保管されることになります。

・買付け:商品を買って代金を支払う契約
・売付け:商品を売って代金を受取る契約
・新規買い:買付けて取引を始めること
・新規売り:売付けて取引を始めること
・建玉:取引が成立した契約のうち未決済の契約
・買建玉:買付けによる建玉のこと
・売建玉:売付けによる建玉のこと
・差金決済:反対売買をして価格変動から生じた差額分を決済
・仕切り:差金決済で取引を終了すること

CXの主なポイントについて

CXは、実際に慣れるまで少し時間がかかりますが、その仕組みをよく理解すると、商品先物相場(コモディティ)というバラエティに富んだ投資機会で収益を上げることができます。

・他の金融商品と相関性が低い(オルタナティブ投資)
・貴金属や非鉄、農産物、エネルギーなど多彩な上場商品
・買いからでも売りからでも取引ができる
・少額の資金で取引ができる(レバレッジ効果)
・短期間でも利益の機会が豊富
・元本が保証されず、ハイリスク・ハイリターンの取引
・相場見通しを誤ると、取引追証金が発生することもある

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