所得控除

【読み方:しょとくこうじょ、分類:所得控除】

所得控除は、所得税の課税所得金額を算出するにあたり、所得金額から一定の金額を差し引ける控除をいいます。

日本の所得税法において設けられた制度で、所得税額を計算する際に、各納税者の個人的事情を加味しようとするためのものとなっています。具体的には、それぞれの所得控除の要件に当てはまる場合に、各種所得の金額の合計額から各種所得控除の額の合計額を差し引き、また所得税額については、その残りの金額を基礎として計算されます。

なお、所得控除は、所得税だけでなく、住民税にも同様のものがありますが、その控除額については異なっています。

<所得税の所得控除の種類>

雑損控除
医療費控除
社会保険料控除
小規模企業共済等掛金控除
生命保険料控除
地震保険料控除
寄附金控除
障害者控除
寡婦控除
ひとり親控除
勤労学生控除
配偶者控除
配偶者特別控除
扶養控除
基礎控除

※日本国内に住所などがない非居住者の場合の所得控除は、雑損控除、寄附金控除、基礎控除の三つとなっている。
※2009年度実施の税制改正により、地方公共団体に対する寄附金制度の見直しが行われ、住民税においては、寄附金控除は所得控除から税額控除へ変更になった。

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