住宅ローンの契約書は?

マイホーム(住宅)の取得にあたって、住宅ローンを借りる時、いくつかの契約を結びます。

その種類には、金銭消費貸借や保証委託、抵当権設定、団信など複数あり、後になってトラブルにならないためにも、予め契約内容をよく理解しておくことが必要です。また、分からないことがある場合は、金融機関の担当者に分かるまで説明してもらうようにしましょう。

ここでは、住宅ローンの契約書の基本事項について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

住宅ローンの契約書の種類

住宅ローンの契約に際しては、以下のような書類を金融機関に提出することになります。

|金銭消費貸借契約書

金銭消費貸借契約書は、住宅ローンの契約に関する一番重要な借り入れの契約書です。これは、マイホーム代金の融資、リフォーム資金の融資、借り換え資金の融資などを対象としています。

|保証委託契約書

保証委託契約書は、保証会社が債務保証を行うための保証委託の契約書です。これに基づき、返済不能時に保証会社が金融機関に返済しますが、一方で債務は系列の保証会社に移るだけで、債務自体はしっかりと残り、いずれ回収されます。

|抵当権設定契約書

抵当権設定契約書は、抵当権(担保)設定に関する契約書です。これに基づき、返済不能時に抵当権が行使され、ローン債権が回収されます(保証会社を利用する時は、保証会社が抵当権を設定)。

|団体信用生命保険の申込書兼告知書

団体信用生命保険の申込書兼告知書は、借主の死亡時(高度障害時)に保険金が金融機関(契約者・受取人)に支払われる団体信用生命保険に申込むための書類です。これが承諾された保険契約に基づき、万が一、借主が死亡した(所定の高度障害になった)場合に、保険金でローンが完済されます。

※上記以外に、「火災保険の質権設定契約書」も提出することが多い。

金銭消費貸借契約書のチェックポイント

住宅ローンにおいて、金銭消費貸借契約書は非常に重要なものなので、必ず目を通し、その内容について十分に理解するようにしましょう。

借入内容の
チェック
借主
連帯保証人
借入金額
最終返済日
金利
使途
元金ならびに利息の支払方法
支払指定口座
(印紙)
借入規約の
チェック
繰り上げ返済
延滞時の損害金
金利(利率)の変更
担保
期限前の全額返済事由
相殺
債務の返済にあてる順序・・・

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