増担保規制

増担保規制は、株式の信用取引の利用が過度であると認められる場合に、新規の信用取引の利用を抑制するために適用される規制をいいます。

証券取引所の信用取引の規制の一つで、日々公表銘柄の中から取引所が定めるガイドラインに抵触した銘柄に対して適用され、具体的には、新規建玉に対する必要委託保証金率が引き上げられるほか、一定比率以上の現金委託保証金が必要となる場合もあります。また、規制の解除については、ガイドラインに基づき行われます。

一般に増担保規制が指定された銘柄は、信用取引に必要な資金が大きくなることで新規の買いが入りづらくなるため、規制をきっかけに株価が値下がりするケースもあります。一方で、規制が解除された銘柄は、新規の買いが増えて、株価が上昇するケースもあります。

なお、増担保規制の発表前に約定した既存の建玉は、増担保規制には該当しません。