損切り

読み方: そんぎり
分類: 運用損益

損切りは、資産運用において、ある銘柄ポジションに見切りをつけ、損を覚悟で売買(反対取引)することをいいます。

具体的には、株式取引(現物取引、信用取引)や債券取引、外国為替証拠金取引、CFD取引、先物・オプション取引などにおいて、当初の予想が外れて含み損(評価損)が出ている時に、さらなる損失の拡大を防ぐために反対売買をして取引を解消することを指します。

目次:コンテンツ構成

損切りのポイント

損切りは、短期売買(デイトレード)や中期投資のリスク管理をする上で非常に重要なものであり、一つの取引の失敗で損失を大きく膨らませないためにも、事前にルール(損切りライン)を決めておくのがよいでしょう。

一般に損切りラインについては、損失額(金額)や損失割合(パーセンテージ)、チャート(テクニカルポイント)などを基に決めることが多いです。また、実際の取引面では、ストップロス(損切りの逆指値注文)を設定します。

損切りに関する格言:見切り千両、損切り万両

昔から相場の格言に「見切り千両、損切り万両」というものがあり、見切ることには、千両の価値があり、また損切りすることには、その10倍の万両の価値があることを意味します。

通常、損失が大きくなればなる程、心理的にも追い込まれて損切りすることが難しくなるので、「失敗も時としてある」と割り切って合理的に損切りを行い、次の機会利益を狙った方が賢明であると言えます。

iFinancial TV