メルペイ(merpay)

メルペイ(merpay)とは、日本最大のフリマアプリの「メルカリアプリ」から簡単に利用できる、スマホ決済サービスをいいます。

2019年2月から、メルカリグループの株式会社メルペイが提供するもので、現在、iDでの支払い、メルペイコード決済での支払い、ネットショップでの支払いが簡単にできるようになっています。

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メルペイの概要

メルペイは、フリマアプリの「メルカリアプリ」から、iD決済とコード決済とネット決済が簡単に利用できる、スマホ決済サービスです。

元々は、フリマのサービスが先にスタートし、後からフリマで商品が売れたお金を街中のお店でも使えるようにするために「メルペイ」が開発されました。このような経緯により、メルペイは、メルカリアプリのサービスの一つで、現在、メルカリの利用者に対して、街中で広く利用できる、スマホ決済サービスという位置づけとなっています。

メルペイを利用するには、スマートフォンに「メルカリアプリ」をインストールして、メルカリに会員登録をすることが必要です。また、本人情報等の会員登録をすると、フリマでの商品の購入や出品、メルペイなどが利用できるようになります。

メルペイ

メルペイの仕組み(支払いスタイル)

現在、メルペイでは、自分にあった支払いスタイルが選べるようになっています。

具体的には、支払いタイミングについては、手持ちの売上金やポイントで支払う、チャージしたお金で支払う、後払いのメルペイスマート払いで支払う、といった仕組みが用意されています。また、街中のお店での支払方法については、iD決済とコード決済といった仕組みが用意されています。

メルカリポイント

メルペイでは、メルカリポイントが支払いに使えるようになっています。

メルカリポイントとは、1ポイント=1円として、メルカリでの買い物やメルペイでの支払いに利用できるポイントをいいます。これには、メルカリの売上金から購入する「有償ポイント」と、友達招待やキャンペーンなどでもらえる「無償ポイント」の二つがあります。

◎ポイントの有効期限は、有償ポイントが購入した日から365日間なのに対して、無償ポイントは、キャンペーン等により有効期限が異なる。

◎売上金から購入する有償ポイントは、本人確認をしていない場合に利用できるもので、手数料なしで、1ポイントから購入できる。

メルペイ残高

メルペイでは、メルペイ残高が支払いに使えるようになっています。

メルペイ残高とは、アプリで本人確認をすることにより利用できるようになるもので、メルカリでの売上金やチャージしたお金のことをいいます。これは、メルカリでの買い物、メルペイでの支払い、メルペイスマート払いに利用できるようになっており、またメルカリポイントとは異なり、有効期限がありません。

実際、本人確認をすると、メルカリ(フリマ)の商品販売で得た売上金がメルペイ残高に自動チャージされて支払いに利用できます。その一方で、本人確認をすると、メルペイ残高が支払いに使えるようになるので、メルカリポイントは購入できなくなります。

※メルカリポイントとメルペイ残高の両方がある場合は、決済時にメルカリポイントが優先的に使われる仕組みになっている。

メルペイ残高では、売上金の他に、チャージしたお金が支払いに使えるようになっています。具体的には、アプリで本人確認をした後、登録した「お支払い用銀行口座」や「セブン銀行ATM」からチャージすることで、支払いに利用することができます。

※メルペイでは、クレジットカードからのチャージは用意されていない。

本人確認

本人確認とは、メルカリやメルペイを安心・安全・便利に利用するための仕組みです。現在、メルカリアプリから「かんたん本人確認」で、本人確認書類と顔の撮影をスマホですることによって、簡単に行うことができます。

また、本人確認が完了すると、メルカリの売上金の振込申請期限がなくなる(180日→無期限)、メルカリの売上金がそのまま使える(ポイント購入不要)、お支払い用銀行口座の登録やチャージの利用ができるようになる、といったメリットがあります。

メルペイスマート払い

メルペイスマート払いとは、チャージ不要で、使った分だけを、翌月にまとめて支払うことができる後払いサービスをいいます。これは、メルカリでの買い物や街中のお店での支払いなどに利用できるもので、また購入代金の支払いを月々に分けることができる「定額払い」も利用できます。

◎メルペイスマート払いの利用にあたっては、メルカリアプリから申込みが必要。

◎利用代金の決済方法には、銀行口座からの自動引落し、メルペイ残高、コンビニ/ATMからの現金支払いがある(現金支払いは手数料がかかる)。

安心安全に関する取り組み

現在、メルペイでは、ユーザーが安心して利用できるように、安心安全に関する取り組みを強化しています。具体的には、不正利用防止のための「厳重な本人確認」、不正利用防止のための「モニタリング」、および、万が一の時のための「補償サポート」の取り組みを実施しています。

メルペイの支払方法

メルペイは、世間一般では、PayPayや楽天ペイなどと同様、コード決済というイメージがありますが、その一方でiDでのタッチ決済ができることはあまり知られていません。

現在、メルペイの支払方法には、iD決済、コード決済、ネット決済の3つがあり、街中のiD加盟店とメルペイ加盟店、ネットのメルペイ加盟店で広く利用できるようになっています。例えば、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店などでは、有名なところは大体使える感じです。

なお、街中のお店によっては、iD加盟店とメルペイ加盟店の両方になっている所もあり、この場合は、好きな方を利用できます。

メルペイのiD決済

メルペイのiD決済は、街中のiD加盟店で、スマホをかざすだけで支払いが完了する非接触決済(タッチ決済)です。

iD(アイディ)とは、NTTドコモが提供する、スマートフォンやカードなどを専用端末にかざして支払うことができる電子マネーサービスで、現在、メルペイは、iDに対応しています。

メルペイのiD決済は、メルカリアプリから簡単に設定できるようになっています。具体的には、メルペイの画面のiDのロゴをタップし、画面の指示に従って操作を進めていくと、約1分程度で設定が完了します。

メルペイのコード決済

メルペイのコード決済は、街中のメルペイ加盟店で、バーコードやQRコードを使って決済を行うもので、コード表示とコード読取の二つの方式があります。

◎コード表示の方式では、メルカリアプリのバーコードやQRコードを見せて、レジで読み取ってもらうだけで、支払いが完了する。

◎コード読取の方式では、店頭に掲示されたQRコードを、スマホで読み取って、自分で支払金額を入力し、またお店の人に画面を見せて金額を確認後、確認画面で実行することで支払いが完了する。

メルペイのネット決済

メルペイのネット決済は、メルペイのネット加盟店で、メルカリ以外のWebサービスやオンラインショッピングでの支払いにメルペイを利用できるサービスです。

「メルペイ」の記載や「メルペイでお支払い」のボタンがあるサイトで利用できるもので、現在、メルカリポイント、メルペイ残高、メルペイスマート払いのいずれかの支払方法が選択できます。

メルペイの主なメリット

メルペイの主なメリットとして、以下が挙げられます。

◎日本最大のフリマアプリの「メルカリアプリ」から簡単に利用できる。

◎メルカリ(フリマ)の売上金が、メルカリだけでなく、街中やネットでの買い物にも使える。

◎スマホがお財布代わりになり、タッチ決済、コード決済、ネット決済が利用できる。

◎値引きクーポン、ポイント還元クーポンといった、おトクなクーポンが利用できる。

◎時折実施される、メルカリやメルペイのキャンペーンで貯まったポイントをメルペイの決済に利用できる。

◎非接触なので、衛生面(感染症対策)で安心である。

メルペイの主な注意点

メルペイを利用する際の主な注意点として、以下が挙げられます。

◎メルペイの利用にあたっては、メルカリアプリをインストールして、メルカリに会員登録することが必要である。

◎メルペイの後払い決済には、「メルペイスマート払い」というものがあるが、その一方でクレジットカードでの決済はできない。

◎本人確認をしないと、支払用銀行口座の登録やチャージ(入金)ができない。

◎本人確認をすると、メルカリで取得した売上金がメルペイ残高に自動チャージされて、支払いに利用できるが、その一方でメルカリポイントは購入できなくなる。

◎メルペイの支払いでは、ポイントが貯まらない。

◎メルカリアプリでは、メルペイ残高や有償ポイントを送ったり、受け取ったりすることができるが、この機能を使うには、本人確認の完了が必要になっている。

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