出来高加重平均価格(VWAP)
読み方: | できだかかじゅうへいきんかかく |
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英語: | Volume Weighted Average Price(VWAP) |
分類: | 株価 |
出来高加重平均価格(売買高加重平均価格)は、「VWAP」とも呼ばれ、当日の金融商品取引所(証券取引所)で成立した売買について、価格毎の出来高で加重平均した価格をいいます。これは、1日の取引時間中において、それまでに取引された分の出来高を加味した加重平均の価格水準となっています。
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出来高加重平均価格(VWAP)の活用
出来高加重平均価格(VWAP)は、株式市場の取引実態により近い平均的な約定値段として、特に機関投資家の発注担当者や証券会社のトレーダーなどが意識しているほか、投資家によっては、売買を行う際の目標価格として利用することもあります。
また、証券取引所で上場されている株式等を、出来高加重平均価格(VWAP)を基準とした価格で、顧客と証券会社が相対で売買する取引である「出来高加重平均取引(VWAPギャランティー取引)」というものもあり、これには終日取引や前場取引、後場取引などがあります。
出来高加重平均価格(VWAP)の判断
証券会社が提供するリアルタイムの日中足チャートにも「出来高加重平均価格(VWAP)」が表示されていることがあります。
これを見ると、その日に平均いくらで売買されているかが分かるので、VWAPよりも上で株価が推移していれば、大半の取引者が儲かっている状態なので強気になっていると判断できるのに対して、VWAPよりも下で株価が推移していれば、大半の取引者が損失を抱えている状態なので弱気になっていると判断できます。