口座振替

読み方: こうざふりかえ
分類: 為替取引

口座振替は、「口座自動振替(口振、自振)」とも呼ばれ、金融機関の預金(貯金)口座から、公共料金クレジットカードなどの支払いを自動引落しするサービスをいいます。これは、利用者にとっては、毎月の料金を自動で支払ってくれる(引落し&振込)サービスであるのに対して、料金を回収する請求者(徴収者)にとっては、自動で料金を回収してくれるサービスとなっています。

一般に口座振替は、個人と法人の両方が利用でき、その仕組みは利用者と徴収者との間の契約に基づくものであり、また料金(支払い)の引落口座は、通常、普通預金または当座預金のみとなっています(税金の場合は、納税準備預金を引落口座にできるところもあり)。

目次:コンテンツ構成

口座振替の概要

口座振替は、利用者と徴収者の間の契約に基づき、銀行や信金、信組、労金、農協(JA)などの金融機関において、預金者の依頼により、支払指定日に公共料金やクレジットカード、家賃、会費、税金などを、預金者の口座から自動的に引き落として徴収者の口座に振り込み、支払いを完了させるサービスをいいます。

・利用者:個人、法人
・徴収者:事業者(企業、学校、地公体、国 他)

口座振替の対象(できるもの)

口座振替は、料金を自動で引き落としする「集金代行(収納代行)」の一つで、現在、以下のようなものが対象となっています。

・公共料金(電気、ガス、水道、NHK 他)
・社会保険料(国民健康保険、国民年金 他)
・税金(所得税、住民税、自動車税 他)
・クレジットカード(利用代金)
・保険料(生保、損保)
・新聞や雑誌(定期購読)
・通信(固定電話、携帯電話)
・ネット(プロバイダ、ドメイン、サーバ)
・ケーブルテレビ(CATV)
・家賃(賃貸物件)
・授業料(学校)
・会費(各種)他

口座振替のメリット

口座振替は、利用者と徴収者の双方に、以下のようなメリットがあります。

●利用者のメリット

・自動的に支払いが完了するので、支払いに行く手間が省ける
・料金の支払日を意識しなくすみ、また支払漏れや支払遅延、支払ミスなどがなくなる
・銀行口座を持っていれば、誰でも安心して利用できる(セキュリティー面も安全)
・銀行振込と違い、通常、振込手数料がかからない(手数料は徴収者が負担)

●徴収者のメリット

・請求業務の大幅な軽減で、事務コストを軽減させることができる
・他の決済手段に比べて、集金が確実で、また手数料(コスト)も安い
・代金未払いのリスクが減少し、売掛金の回収率がアップする
・継続的に支払いが行われ、手間が一切かからないので、解約の減少に繋がる

口座振替の申込方法

口座振替を利用するにあたっては、事前に申込が必要であり、現在、以下のような申込方法があります。なお、口座振替の開始日は、申込時に確認しておきましょう。

●書面(口座振替依頼書)で申し込む

口座振替依頼書を取り寄せ、必要事項を記入し、それを徴収先または収納代行会社の事務センターなどへ送付する。また、電気やガス、水道などの公共料金については、金融機関で用意されている申込用紙(口座振替依頼書)に記入するだけで申込が完了する。

●ウェブ(Web)で申し込む

事業者(徴収先)や決済代行会社(収納代行会社)によっては、インターネットから、ウェブ(Web)で簡単に申込め、その場で手続きが完了する。

※決済代行会社:カード決済やコンビニ決済、口座振替、Pay-easy銀行振込、電子マネー決済など、様々な決済ソリューションを提供している事業会社。

●Pay-easy口座振替サービスで申し込む

引落予定の銀行口座のキャッシュカードを、収納先(料金支払先)にある専用端末機に読み込ませるだけで、手続きが完了する。

口座振替の利用上の注意

口座振替は、便利な決済サービスですが、日常的な利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

・引き落とし日と引き落とし額は、常に把握しておく
・引き落とし日(口座振替日)の前日(営業日)までに、十分な預金残高があるようにしっかりと管理する(足りなければ、事前に必要な額を入金する)
・実際に引き落とされたかどうかは、自分で適宜確認する
・残高不足で引き落とされなかった場合、金融機関によっては「再振替サービス」を行っているが、できる限り延滞しないようにする

※金融機関が休業日の場合は、翌営業日が引き落とし日になる。