代行返上

読み方: だいこうへんじょう
分類: 厚生年金基金

代行返上は、厚生年金基金代行部分を国へ返上し、プラスアルファ部分確定給付企業年金へ移行することをいいます。また、代行部分とは、厚生年金基金が国に代わって給付を行う部分をいい、具体的には、老齢厚生年金の報酬比例部分のうち、物価スライド分と賃金の再評価分を除いた部分を指します。

2002年4月1日に施行された確定給付企業年金法により、厚生年金基金の代行返上が可能となりました。これにより、実際に代行返上を行った場合、厚生年金基金は代行給付の支給義務を免れる一方で、代行部分の過去期間分に係る積立金(最低責任準備金相当額)を国へ返還する必要があります。また、手続きが全て完了すると、厚生年金基金は消滅または解散したものとみなされます。

なお、2005年10月1日からは、事業所単位で確定給付企業年金へ加入員の給付に関する権利義務を移転承継して、代行部分を企業年金連合会移換することも可能になっています。

<通常の代行返上の手順>

(1)将来返上:将来期間分の支給義務停止
(2)過去返上:過去期間分に係る積立金(最低責任準備金相当額)の返上

※通常の手順以外に(1)と(2)を同時に行うことも可能