オフショア

英語名: Offshore
分類: マーケット

オフショア(offshore)は、原義では「off(離れて)」と「shore(沖)」から沖合を意味することから、国または本土の沿岸から遠く離れた地域(海外)のことをいいます。これは、金融用語では、非居住者(外国人)に対して、「租税環境を優遇している国または地域」を指す意味で使われています。

また、ビジネス用語やIT用語では、「海外で」という意味で使われ、以下のような複合語がよく用いられています。

|オフショアリング|
企業(法人)が業務の一部または全部を海外に移管・委託すること。

|オフショア開発|
システムやソフトウェアの開発業務を人件費の安い海外の事業者や子会社に委託・発注すること。

オフショアの国・地域

現在、オフショアとされる国や地域では、歴史的な経緯や環境的な事情などから、外国の投資家や企業の資産管理を積極的に受け入れるために、金融面や税制面に対する合法的優遇措置のある特別金融区を設けています。

また、この区域においては、投資や事業によって得た収益に対して税金がかからない(少ししかかからない)などのメリットがあるため、別名で「タックスへブン(租税回避地)」と呼ばれることもあります。

オフショアの活用

オフショアは、世界中の企業や資産家(富裕層)などが活用しており、通常、魅力的な金融商品、安全性や安定性、守秘性や保護、非課税といった点で資産の運用先としてメリットがありますが、その一方で情報が非常に入手しにくいという側面もあります。

オフショアの代表的な地域

オフショアには、独自のオフショア金融センターを備え、先進国並みに法制度を整え、政治や経済も安定しているところもあり、以下は、その代表的な地域です。

<アジア・太平洋・アラブ>

香港、シンガポール、マカオ、バヌアツ、セイシェル、ドバイ 他

<ヨーロッパ・地中海>

マン島、ジャージー島、ガンジー島、チャンネル諸島、モナコ、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン 他

<大西洋・カリブ海>

ケイマン島、ヴァージン諸島、バハマ、パナマ、バミューダ、セントクリストファー・ネーヴィス 他