国債売りオペ

読み方: こくさいうりおぺ
分類: 国債

国債売りオペは、中央銀行金融政策の一環として行う公開市場操作(オペレーション)の一つで、民間金融機関国債を売って、その代金を買い手の民間金融機関から受け取り、市場から資金を吸収する操作をいいます。

一方で、これとは逆に、中央銀行が民間金融機関から国債を買い取り、その代金を売り手の民間金融機関に支払い、市場に出回るお金の量を増やす操作を「国債買いオペ」と言います。

従来、日本において、国債売りオペは、日本銀行が金融政策を実行する手段の一つとして、金融市場(債券市場)で実施されるもので、市場(マーケット)で資金が過剰(余り気味)な時に金融機関に国債を売って、資金を吸収する仕組みとなっています。

しかしながら、1990年代から続く日本経済の長い低迷の中、現在、デフレ脱却を目的とした金融緩和政策が取られており、「国債買いオペ」による資金供給で市場(市中)に出回るお金を増やすことが続けられています。

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