ストップロス

英語: Stop Loss
分類: リスク管理

ストップロス(Stop Loss)は、相場が投資家にとって不利な一定レベルに達したら、反対売買することを事前に決めておく仕組みをいいます。

損失が過度に膨らむのを防ぐ「損失確定(リスク管理)」の手段の一つで、含み損を抱えたポジション(建玉)を反対売買によって決済し、損失を確定する(損切りする)ことで、それ以上の損失を防ぐためのものとなっています。

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ストップロスの仕組みについて

ストップロスは、信用取引や先物・オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などで利用されており、現在提示されている実勢価格(レート)ではなく、"ある価格以下になったら売る"、または"ある価格以上になったら買う"という「ストップオーダー(逆指値注文)」を活用して行われます。

なお、ストップオーダーは、新規注文や決済注文の際に、ストップロス(損切り注文)、プロフィットテイク(利食い注文)、レンジブレイク(レンジ相場後の注文)の3つの用途で活用することが多いです。

ストップロスの活用について

ストップロスは、文字通り、ロス(損失)をストップする(止める)仕組みであり、ロスカットなどの強制決済にならない任意のレベルに注文が置かれ、実際に活用するかどうかは投資家の自由(任意)です。

一般に投資家心理として、ストップロスは相場状況によって自動的に損切りが行われるため、抵抗感は非常に大きいですが、一方で資産運用では大きな損失を出さないことが何より大切なので、リスク管理の一つの手段として、ストップロスをうまく使えるかどうかは大きなポイントになります。

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