モディノミクス

英語名: Modinomics
分類: インド

モディノミクス(Modinomics)は、インドで2014年5月に発足した、インド人民党(BJP)のモディ政権が掲げる経済政策をいいます。これは、インドの第18代首相のナレンドラ・ダモダルダス・モディ氏の「モディ(Modi)」と「エコノミクス(economics)」を組み合せた造語で、モディ氏がグジャラート州の首相在任中に実績を上げた外資誘致などを土台とする一連の経済政策であり、インフラ整備や外資規制緩和、行政改革などによる投資促進策が柱となっており、製造業の発展を目指しています。

モディ首相の就任早々は、与党が単独政権となったことからも高成長に向けた政策実現の期待が高まり世界中から注目されましたが、その熱狂も一年後には失望感に変わり、今日では、漂流(低迷)しているとの見方が多いです。ちなみに、2014年9月の日印首脳会談では、モディノミクスに対して、日本がインドに官民で約3.5兆円(5年間)の投融資をし、直接投資額や進出企業数を倍増させる目標を表明し、交通インフラや工業団地の整備などを後押ししました。

<モディノミクスの主な柱について>

●メイク・イン・インディア

対内直接投資の受入を通じ、インドの製造業を振興する。

●デジタル・インディア

電子行政の推進や全土におけるユビキタス社会の実現を図る。

●スキル・インディア

若年層を中心とした職能育成事業によりスキルの向上を図る。

●フィナンシャル・インクルージョン

農村部や貧困層などを対象に銀行口座の開設を推進する。

●スマートシティー化

国内100都市を対象に最先端都市の建設を加速する。

●クリーン・インディア(スワッチ・バラート)

ガンジス川の浄化や街中における衛生環境の改善を図る。