リコノミクス

英語名: Liconomics
分類: 中国

リコノミクスは、2013年3月に就任した中華人民共和国の李克強首相が推進する経済政策を示す造語をいいます。これは、「李氏の名前(Li Keqiang)」と「エコノミクス(経済学)」に由来するもので、英金融大手のバークレイズ・キャピタルが2013年6月の経済リポートで使ったことにより世界的に広まりました。その政策の中身としては、中国経済を高成長から中成長に軟着陸させるために、無理な景気刺激をせず、金融リスクを抑制し、構造調整を進めるのが柱となっています。ちなみに、本用語は、2013年7月に中国経済網が発表した、2013年上半期の中国経済10大流行語にランクインしました。

一般にリコノミクスでは、過度な投資依存から脱却し、中国経済を中長期的に持続可能な安定成長へ導くのが狙いであり、インフレを抑制しつつ、ある程度の成長率が確保されている限り、経済のディレバレッジ(負債圧縮)と構造改革(構造転換)を進めることが特徴と言えます。なお、李克強首相に関連する経済指標として「克強指数(Li keqiang index)」と呼ばれるものがあり、本指数は、英経済誌エコノミストが2010年に中国の国内総生産(GDP)の成長率を評価する際に用いたもので、発電量・鉄道輸送量・貸付総額の3つの統計項目を基準にしています。