ノンバンク

英語名: Non-bank
分類: ノンバンク

ノンバンクは、法律で定められた銀行・信金・信組・労金等の金融機関以外で、貸金業務(与信業務)を営む金融会社の総称をいいます。これは、預金預け入れ為替(決済)の機能を持たず、貸し出し(融資)を行う形態であり、日本においては、貸金業法に基づいて設立された各種金融会社のことを指します。具体的には、信販会社クレジットカード会社消費者金融会社などの「消費者向けノンバンク」と、事業金融会社や不動産関連金融会社、リース会社、ベンチャーキャピタルなどの「事業者向けノンバンク」があります。

一般にノンバンクは、顧客向けの融資にあたっては、貸付原資の資金調達を、銀行等からの借入金やCP・債券等の短長期の証券発行によって賄っているため、資金調達コストが銀行等と比べて高くなり、それゆえ貸出金利も銀行等と比べて高くなるのが大きな特徴となっています。

ノンバンクの主な種類

|クレジットカード会社|
クレジットカードに関する与信業務を事業として行う会社。

|信販会社|
消費者信用の一つである販売信用を主な事業として行う会社。

|消費者金融会社|
個人向けに無担保で比較的少額の融資を事業として行う会社。

|事業金融会社|
個人事業主や中小企業などの事業者向けに融資を事業として行う会社。

|不動産金融専門会社|
「住宅金融専門会社」とも呼ばれ、個人向け住宅ローンの金融会社。

|リース会社|
比較的長期間の賃貸借取引である「リース」を事業として行う会社。

|ファクタリング会社|
売掛債権買取業務である「ファクタリング」を事業として行う会社。

|ベンチャーキャピタル|
高い成長が見込まれるベンチャー企業に投融資を行う投資会社。

ノンバンクの過去と現在

その昔、ノンバンクは、1980年代後半のバブル期において、業務運営面での自由度が銀行などに比べて高かった上に、銀行などが本業の付随業務(不動産に関わる貸出業務等)として積極化させたことから貸出額が大幅に拡大しました。しかしながら、1990年代初頭のバブル崩壊後は、環境が一転して、不良債権を抱えた多くの会社が経営危機や破綻に追い込まれました。

そして、2000年代には、中小企業向けの大手商工ローン会社が長年の営業手法が社会的に問題視されて破綻に追い込まれ、また個人向けの消費者金融会社もグレーゾーン金利問題で破綻や廃業に相次ぎ追い込まれ、昨今では、ノンバンク業界は大きく様変わりしています(貸金業界の健全化は図られた)。