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貨幣乗数

読み方: かへいじょうすう
分類: 指標

貨幣乗数は、経済全体の通貨供給量である「マネーストック」が、中央銀行が市中に供給する資金量である「マネタリーベース」の何倍かを示す比率をいいます。これは、別名で「信用乗数」とも呼ばれ、マネーストックをマネタリーベースで割って算出されます。

 貨幣乗数=マネーストック÷マネタリーベース

目次:コンテンツ構成

貨幣乗数の概念について

貨幣乗数は、現金と中央銀行への準備預金の合計である「マネタリーベース」1単位に対して、何単位のマネーサプライを作り出すことができるかを示す指標です。

銀行等の金融機関が融資などを通じて新たな預金を生み出し、それがまた新たな融資に繋がるというような「金融機関の信用創造機能」によって、経済に必要な資金がどの程度効率的に市中に供給されているかを反映するものとなっています。

※マネタリーベースは、「ハイパワードマネー」や「ベースマネー」とも呼ばれる。

貨幣乗数の変化について

貨幣乗数は、中央銀行がマネタリーベースを増加させれば、マネーストックも増加しますが、一方でマネタリーベースが一定であっても、預金準備率が引き下げられるとマネーストックは増加し、景気に対する刺激効果を持ちます。

◎貨幣乗数は、預金に対する現金の比率の上昇よって低下。

◎貨幣乗数は、金融機関が中央銀行の当座預金に預け入れる預金準備率を引き上げることによって低下。

◎貨幣乗数は、量的緩和政策を実施すると低下。