通貨バスケット制

読み方: つうかばすけっとせい
分類: 通貨制度

通貨バスケット制は、固定相場制の一つで、ドルペッグ制のように一国のみの通貨と連動させずに、複数通貨のレートの平均値と自国通貨を連動させる制度をいいます。これは、現在、シンガポールやマレーシア、バングラディッシュなどで採用されています。また、固定相場制とは、為替相場の変動を固定もしくは極小幅に限定する制度をいいます。

一般に通貨バスケット制では、貿易量などによってウェイト付けされた複数通貨のレートを加重平均して、自国通貨のレートを算出することが多いです。通常、本制度のメリットとして、ある通貨の変動が大きくなった場合でも、バスケットの中の他の通貨によって影響が緩和されるため、為替相場が安定しやすいといった点が挙げられる一方で、そのデメリットとして、通貨の構成比の計算方法や市場介入が複雑になるといった点が挙げられます。