農業クラウド

読み方: のうぎょうくらうど
分類: 農業

農業クラウドは、農業分野向けのクラウドコンピューティングサービスのことをいいます。また、クラウドコンピューティングとは、主にインターネットをベースとしたコンピュータの利用形態で、ネット経由で各種アプリケーションや情報サービスを提供する仕組みをいいます。

一般に農業クラウドでは、農場経営や農作物の生産、収穫した農作物の流通・販売管理といった、農業の現場から消費者に届くまでの全般的な活動を、情報技術(IT)を活用して支援する仕組みとなっています。具体的には、農作物の生産者がスマートフォン・タブレット・パソコン等の情報機器を用い、農作物の生産計画・作業情報・生育記録・収穫情報等を入出力したり、また水田・畑・温室に設置したセンサーで温度・日射量・降水量等の基本データを蓄積・管理したりすることによって、これまで勘と経験に頼っていた農業をITの活用で高度化(効率化)し、収穫量増加や品質向上、販売先との連携など、農業を計画性のあるビジネスとしてマネジメントすることができます。

現在、本分野には、大手情報システム会社などが参入しており、そのサービス内容は各社毎に結構違いがあります。また、ターゲットとする顧客は、大規模農家や農業団体、農業法人、食品加工業、流通大手などが挙げられます。なお、2009年の農地法改正により企業の農業参入が活発化し、また農業の国内生産額が他の産業と比べても大きいため、今後において、農業クラウドは大きく伸びる可能性があります。