レセプト債

読み方: れせぷとさい
分類: 債券通称

レセプト債は、医療機関の診療報酬請求権を証券化した金融商品をいいます。

医療機関で患者が受けた診療に対して、医療機関が保険者に請求する医療費の明細書である「レセプト(診療報酬明細書)」に由来するもので、医療機関が受け取る「診療報酬請求債権」を元利金の支払原資とする証券化商品となっています。

一般に医療機関は、医療行為を行った時点で、保険者(市町村や健康保険組合など)に対して診療報酬を請求して受け取る権利を有しますが、一方で保険者から報酬が支払われるまでには必ずタイムラグが発生します。

このような状況の中、医療機関によっては、資金繰りが厳しいところもあり、その問題を解決する仕組みとして、診療報酬を受け取る権利自体を証券化した「レセプト債」が考案されました。

ちなみに、2015年にレセプト債を発行するファンド会社や資産運用会社の計4社が相次いで経営破綻し、日本で本債券の初のデフォルトが起こりました。