割引短期国債

読み方: わりびきたんきこくさい
英語: Treasury Bills
分類: 公債

割引短期国債は、正式には「割引短期国庫債券」と言い、日本において、その昔、金融機関等の法人に限って販売された、償還期間が6カ月または1年の国債をいいます。また、発行当時、米国の期間1年以内の財務省証券と性質が似ていたため、「TB」とも呼ばれていました。

2009年1月に発行を終了し、同年2月からは政府短期証券(FB)と統合され、「国庫短期証券(T-Bill)」という名称になりました。

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割引短期国債の概要(発行当時)

割引短期国債は、発行当時、国債整理基金特別会計法に基づき、国債の償還の平準化を図り、円滑な借換えを実現するために発行された借換債の一種で、割引債形式により公募入札方式(価格競争入札・コンベンショナル方式)で発行されました。

・取引単位:1,000万円の整数倍
・発行日:6カ月物が毎月10日、1年物が毎月20日

また、販売対象先は、金融機関等の上場会社またはこれに準ずる会社で、金融・資本市場の動向に精通した法人に限定されていました(個人および個人類似法人への譲渡は不可)。

割引短期国債から国庫短期証券へ

割引短期国債は、2009年1月に発行を終了し、同年2月からは政府短期証券(FB)と統合され、「国庫短期証券(T-Bill)」という名称になりました。これは、発行時に割引されて発行される償還期限が一年以内の割引債(短期国債)で、償還期間は2カ月・3カ月・6カ月・1年の4種類となっています。

現在、国庫短期証券は、法人のみに保有が限定されているため、発行時において償還差益への源泉徴収は行われず、法人税および地方税が課されます。