負ののれん代

読み方: ふののれんだい
分類: 財務・会計|概念

負ののれん代は、買収企業の買収額が被買収企業の時価純資産額を下回る場合に発生する差額をいいます。これは、企業買収を行った際に、買収企業の買収額と被買収企業の時価純資産額との差額において、買収額(現金・株式)が時価純資産額を下回り、資産価値に比べて割安で買収ができたことを示します。

かつては、負ののれん代が発生した際には、連結貸借対照表に負債計上し、20年以内に営業外収益で利益計上されていました。その代表例として、2008年4月に伊勢丹と三越が経営統合した際に、伊勢丹が三越を買収した形で会計処理をしたため、負ののれん代が700億円発生し、形式上、5年に渡って利益を押し上げることになりました。

一般に国際会計基準では、負ののれん代は「例外的な現象」であるとし、資産負債を再検討の上で、それでも発生する場合には一括で利益計上することになっており、日本においても、2011年3月期以降は本処理に合わせています。