スターリン・ショック

英語: Stalin break
分類: 出来事(ショック)

スターリン・ショック(Stalin break)は、「スターリン暴落」とも呼ばれ、1953年3月5日に旧ソ連(ソビエト連邦)の最高指導者であったヨシフ・スターリン(1878/12/18-1953/3/5)の死去を契機に発生した株価暴落をいいます。

当時、日本では、朝鮮特需による戦後復興と株式市場の活況に沸いていた中、突然のスターリンの死は、世界(特に社会主義陣営国)に大きな衝撃を与える共に、日本の戦後復興を支えた朝鮮特需が終結することが予想され、主力株や軍需関連株を中心に売りが殺到し、12営業日(5月21日-6月3日)連続して株価が暴落し、日経平均株価の下落率は約10%となりました。

※10%の下落率は当時最大であり、1987年のブラックマンデーまで34年間破られることはなかった。

なお、スターリンの死後、約4カ月強経った、1953年7月27日に朝鮮戦争の停戦が宣言されると、日本では朝鮮特需(1950年-1952年)が終結し、その反動による不況期に突入することになりました。

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