投機筋

投機筋は、「短期筋」とも呼ばれ、短期的な売買により利益を得ることを目的とした投資家の総称をいいます。

マーケット全般で使われる用語で、市場において、長期的な投資ではなく、1日から1カ月単位などの短期間において、投機的な取引により収益の獲得を目指す市場参加者を指します。

具体的には、ヘッジファンドや金融機関のディーラーなどが挙げられ、また長期保有が目的ではないため、利益が見込めればいつでも決済します。

一般に投機筋は、買いだけでなく売りも多用し、短期間の相場変動（上昇・下落）に収益機会を見出しています。また、マーケットが薄い時間帯を狙って、自ら相場を動かそうと積極的に仕掛けてくることもよくあります。

＜本用語の使用例＞

・100円台に入ると投機筋がすかさず円売りを仕掛けてきた
・円高修正の過程で円取引への関心が投機筋を中心に強まった
・CMEの通貨先物市場で投機筋（非商業部門）は円（対ドル）を5週連続で売り越した