ストレステスト
| 英語名: | Stress Test |
|---|---|
| 分類: | デリバティブ|リスク管理 |
ストレステストは、マーケット(金融市場)での不測の事態が生じた場合に備えて、ポートフォリオ(ポジション)の損失の程度や損失の回避策を予めシミュレーションしておくリスク管理手法をいう。過去の歴史を見ると、10年や20年に一度など、時として金融市場では、ブラックマンデーやアジア通貨危機、リーマンショックなど、通常の市場環境下では考えられないような大幅な価格変動が起こりうることがある。このストレステストでは、一般に発生確率が低いと考えられるリスクシナリオをいくつか用意すると共に、ヒストリカルデータから異常な環境下のものを抽出し、その発生確率や変動パターンを当該シナリオに当てはめ、現在のポジションが抱える潜在的なリスク量を計測し、不測の事態に備えることが目的である。
また、本用語は、マーケットのリスク管理に関する用語として以前からあったが、2009年にFRB(連邦準備制度理事会)など米金融当局が、金融機関の資産の健全性を調べるために、大手19社を対象に実施した検査に「ストレステスト」という名称を使ったことにより、ニュースや新聞記事などでも目にするようになった。米金融当局が行ったストレステストは、今後2年間に予想以上に景気が悪化した場合の損失発生状況などを査定し、資本不足額を試算したもので、金融機関の資産内容の透明性を高めると共に資本増強を促し、金融システムを安定化させる狙いがあった。
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