バックマージン

バックマージンは、日本独自の商慣行の一つで、メーカーや問屋などが販売した商品の価格を遡って、利益の一部を値引きの形で払い戻すことをいいます。

元々は、販売した商品の価格を一定期間後に下げ、その差額を販売先に返却するという「価格の事後調整」でしたが、それが慣習化して販売促進の手段として行われるようになったもので、「売上割戻」や「仕入割戻」、「リベート」とほぼ同義です。

なお、バックマージンには、上記の他に、取引や成約したことに対する謝礼として支払われる金銭という意味もあり、この場合、社員が個人的にバックマージンを受け取ると、背任罪に問われる可能性があります。