希望小売価格

読み方: きぼうこうりかかく
分類: 市場・価格

希望小売価格は、メーカーや卸売業者などが供給する自社商品について、参考値として設定する小売価格をいいます。これは、供給者側が希望する収益を確保するための「大よその目安」と位置づけられるもので、昨今においては、希望小売価格が実売価格(店頭価格)から大きく乖離することも珍しくありません。

ちなみに、昔は「定価」や「正価」と呼ばれていましたが、再販価格制の商品と混同する恐れがあったため、いつの時代からか本呼称(希望小売価格)に置き換えられたそうです。

<小売り関連の様々な価格の違い>

●希望小売価格

「これくらいで売って欲しい」という、供給業者が参考値として設定する小売価格。

●オープン価格

供給業者が実効性の乏しい希望小売価格を設定せず、店頭価格を完全に小売業者に委ねる小売価格。

●定価

書籍や雑誌、新聞、タバコなど、再販売価格維持制度(再販制度)で価格の維持が例外的に認められた小売価格。

●店頭価格(実売価格、実勢価格)

小売業者が自由に決められるもので、実際に販売する小売価格(メーカーなどの供給業者が決められるのは「出荷価格」のみ)。