南アフリカ共和国の基本情報
南アフリカ共和国(Republic of South Africa)は、アフリカ大陸の最南端に位置する共和制国家(英連邦加盟国)です。
1652年にオランダ人がケープタウンに入植し、1814年にオランダからの譲渡で英国領になり、その後、南アフリカ戦争を経て、1910年に英国自治領の南アフリカ連邦として独立しました(1961年に共和国となる)。
現在、南アフリカは、アフリカ最大の経済規模を誇る新興国であるほか、世界的に金やプラチナ、ダイヤモンド、ウラン、鉄鉱石、石炭などの鉱物資源にも恵まれており、また他のアフリカ諸国と比べて産業も発達しています。
その一方で、1994年にアパルトヘイトが撤廃されたものの、未だに黒人層の貧困や高失業率など、人種間の社会経済格差の是正が大きな政治的課題となっています。
南アフリカのメモ
・金やプラチナなど鉱物資源が非常に豊富である
・美しい大自然に恵まれ、観光資源も豊富である
・アフリカの中で裕福な国であり、インフラ整備も進む
・世界的な自動車メーカーが生産拠点を設けている
・安価で品質の良いワインの産地としても有名である
・貧富の差が激しく、社会面は不安定(治安は悪い)
・日本との貿易も大きく、経済関係は意外と深い
・デ・ビアスはヨハネスブルクに本社を置くダイヤモンド大手
南アフリカの概要
国名 | Republic of South Africa |
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面積 | 122万平方km(日本の約3.2倍) |
人口 | 5,931万人(2020年) |
首都 | ブレトリア |
民族 | 黒人、白人、カラード、アジア系 |
言語 | 英語、アフリカーンス語、バンツー諸語 他 |
通貨 | 南アフリカランド |
宗教 | キリスト教、ヒンズー教、イスラム教 他 |
政治体制 | 共和制 |
主要産業 | 農業、鉱業、工業、サービス |
主要輸出品目 | 金、希金属、鉱物製品、化学製品、食料品類、自動車類 |
主要輸入品目 | 食糧品類、鉱物製品、機械製品、自動車類、化学製品、繊維製品 |
主要輸出相手国 | 中国、米国、ドイツ、日本、インド、ボツワナ |
主要輸入相手国 | 中国、ドイツ、米国、インド、サウジアラビア、日本 |
備考 | アフリカ諸国で唯一のG20メンバ-国 |