AIG

AIGは、"American International Group"の略で、AIGグループは世界の保険・金融サービス業界のリーダーとして、130以上の国・地域において事業展開を行ってきました。AIGグループ各社は、世界最大級のネットワークを通して、個人・法人の顧客に対して損害保険と生命保険を提供し、米国内では企業向け損害保険で最大、生命保険でもトップクラスの規模を誇っていました。この他にも、航空機リースを含む金融サービス事業、全米最大規模で展開するリタイヤメント・サービス事業、また高い運用技術を誇る資産運用事業も、AIGグループの世界的な事業となっていました。

しかしながら、2007年に米国で起こったサブプライム問題による金融危機によって、傘下の金融商品部門がクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などで巨額の損失を出し、2008年についに米政府の管理下となりました(米政府への返済プランは進行中)。現在、AIGグループは、経営再建を急速に図っており、傘下企業の上場や売却などで、グループの大規模な再編を進めています。

AIGの歴史

1919年に中国の上海で、創業者のコーネリアス・バンダー・スター(当時27才、アメリカ・カリフォルニア出身)が小さな損害保険代理店「American Asiatic Underwriters(AAU)」を開き、これが今日のAIGの始まりとなりました。まもなく、スターは生命保険事業にも着手し、現地の中国人向けに生命保険を売るビジネスとして、「Asia Life Insurance Company」を設立しました。

その後、スターは規模的にも地理的にも目覚ましい勢いで事業を展開していき、東南アジア各地だけでなく、母国アメリカやラテンアメリカ諸国にもネットワークを広げ、第二次世界大戦後、日本に進出した頃には、スターの事業は総称して「アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)」と呼ばれるようになっていました。そして、スターのAIGは、1960年代後半に大きな節目を迎え、グループ全体の持株会社としてAIG, Inc.を設立し、また株式公開も果たして、現在のAIGグループの形成へと至っています。

日本でのAIG

1946年にスターの損害保険会社の一つである「American International Underwriters Corporation(AIUC)」が、連合軍総司令部より要請を受けて日本駐留米軍の資産の保険を開始したのが、日本におけるAIGの歴史の始まりです(スタートはAIU保険会社から)。以来、AIGは日本で事業の拡大を続け、損害保険のAIU保険会社、アメリカンホーム保険会社、生命保険のアリコジャパン、AIGスター生命、AIGエジソン生命などが営業を行ってきました。しかしながら、米国で起こったサブプライム問題により、日本の事業も売却せざるをえなくなり、生命保険事業については売却となりました。

AIGの概要

AIGグループは、米国に本拠のある世界的な保険・金融サービスグループです。

持株会社 American International Group, Inc. (AIG, Inc.)
本拠地 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク市
設立 1919年
上場 ニューヨーク、アイルランド、東京
事業内容 損害保険事業
生命保険およびリタイヤメント・サービス事業
金融サービス事業
資産運用事業
日本国内の
事業展開
AIU保険会社
アメリカンホーム・ダイレクト(アメリカンホーム保険会社)
ジェイアイ傷害火災保険 他

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