クローバック条項

読み方: ぐろーばっくじょうこう
分類: 契約

クローバック条項は、一般企業や金融機関などの経営陣から在任中の報酬を取り戻す条項のことをいいます。これは、何らかの経営判断の誤りで損失が出た場合や経営陣が関与する不正が発覚した場合などに、該当する経営陣に対して、過去に支給した賞与を返還させたり、権利移転前の譲渡制限株式等の支給を強制的にキャンセルしたりするもので、予め報酬関係の契約に盛り込んでおきます。その目的として、経営陣の無分別な行為に対して、金銭的な責任を負わせることで一定の歯止めをかける狙いがあり、特にリーマンショックによる金融危機以降、莫大な報酬を得ていた経営陣への批判が高まったこともあり、欧米で導入が進んだ経緯があります。

なお、ファンドにおいては、契約期間中、ファンドのパフォーマンスに連動して発生(受領)する成功報酬に関して、契約期間終了時において一定の条件を満たさない場合に、それまでに受領した報酬の返還義務を負う「クローバック条項」を設けるケースもあります。