M&A投資枠

読み方: えむあんどえーとうしわく
分類: 会社・経営|M&A

M&A投資枠は、企業が将来のM&Aに備えて設ける投資枠のことをいいます。通常、その上限額は、財務基盤を傷つけないように、調達可能な資金の範囲内で設定するケースが多いです。また、M&Aとは、企業の合併・買収のことをいい、関係会社同士の合併や他の企業の買収でグループ再編を図ったり、あるいは新分野への進出・強化を図ったりすることなどを目的に実施されます。

21世紀以降、日本においても、M&Aが成長戦略の一つとして定着しており、特に大手企業では、国内の市場拡大が見込めなくなる中、海外市場へ目を向けるところが増えています。このような状況の中、2000年代半ば頃から、M&A投資枠について、内需依存度の高い業界(業種)を中心に金額を明示する企業が増えています。また、具体的な金額を明示することにより、だぶつき気味の手元資金の使途を明確にし、資本効率の向上を目指す姿勢を投資家に示す狙いもあります。

なお、M&A投資枠については、企業が実際に使い切るとは限らないため、株式投資にあたっては、表明した通りに成長投資が実施されているかを注視する必要があります。