利益配当請求権

読み方: りえきはいとうせいきゅうけん
分類: 株主

利益配当請求権は、株主の権利(自益権)の一つで、企業の利益の分配である配当を受け取ることができる権利をいいます。

自益権とは、1株でも持っていれば行使できる単独株主権で、株主の権利として、権利行使の結果が当該株主個人の利益だけに関係するものであり、利益配当請求権以外にも、剰余金配当請求権、残余財産分配請求権、新株引受権、株式買取請求権などがあります。

一般に企業の株式を所有し、株主になることで、企業から配当を受け取る権利(利益配当請求権)が生じます。また、株主総会の決議に基づいて配当を出すことが決まった場合に、企業が上げた利益の分配である配当を受け取ることができます(業績不振や成長重視などで、配当が出ないこともあり)。

通常、上場企業の株式投資(長期投資)においては、将来的な業績期待による株価の上昇と共に、配当を受け取れる「利益配当請求権」が特に重要となります。

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