グローバルマクロ

英語: Global macro
分類: 投資戦略

グローバルマクロ(Global macro)は、世界の市場動向をマクロの視点から分析して、通貨や株式、債券、コモディティなどをグローバルに売買する投資戦略(運用手法)をいいます。

主に実績のある大手のヘッジファンドが採用するもので、具体的には、多くの専門家(アナリスト等)とコンピュータ(プログラム・AI等)を活用して、世界中の国・地域の経済・政治・市場等をマクロの視点から分析し、通貨や株式、債券、コモディティなど、あらゆる市場を対象にロング・ショートを織り交ぜて投資する戦略となっています。

一般にグローバルマクロは、大きな資金量でレバレッジをかけて、世界中に投資するダイナミズムが魅力で、成功すれば巨額の利益が上げられる一方で、失敗すれば巨額の損失が発生します。また、ファンドによって個性がある一方で、同じ市場環境でもポジションが異なることがよくあります。

ちなみに、グローバルマクロの成功事例としては、1992年にジョージ・ソロス氏が率いるクォンタム・ファンドが空前のポンド売りを仕掛けて、イングランド銀行を打ち負かして巨額の利益を上げたことが広く知られています。

◎世界的に有名なファンドとして、Caxton Associates、Bridgewater Associates、Soros Fund Managementなどがある。

◎ベンチマークとしては、Global Macro Index(Barclay Group)、GLOBAL MACRO MEDIAN(CISDM)、hedge global macro(Credit Suisse First Boston/Tremont)などがある。

◎投資判断は、ファンドマネジャーの定性分析とコンピュータを用いたデータ分析とを合わせて行う方法が一般的で、その判断基準はファンド毎に千差万別である。

◎ポジションが巨額のため、時に市場に大きな影響を与えることがあり、例えば、1997年に起きたアジア通貨危機では、ヘッジファンド等が仕掛けた空売りが原因の一つと言われている。

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