セクター

英語: Sector
分類: 運用計画

セクター(Sector)は、元々は「地域、分野、部門」や「扇形(おうぎがた)」といった意味があります。

日常的に様々な分野で使われる用語で、資産運用においては、地域や分野、部門、業種などをいいます。例えば、株式投資や投資信託(ファンド)では、投資分野や投資対象などを説明する際によく使われます。

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資産運用のセクターについて

セクターは、資産運用においては、業種やテーマ、材料など、特定の事象に反応して、同じような値動きをする銘柄のグループを指し、パフォマンス分析や類似企業比較などをする上で有効と言われています。

また、同じような値動きという意味では、業種に近い概念のようにも思えますが、通常、業種の垣根を越えて広く影響するテーマでくくられることが多いです。

セクターファンド
ある特定の産業や業種、地域などのセクターに絞って投資するファンド。

セクターローテーション
株式投資において、景気や相場の動向を把握した上で、各局面ごとに、有望な業種セクターに投資対象を切り替えていくことで、常に高いパフォーマンスを得ようとする運用手法。

ちなみに、日経平均株価の構成銘柄の定期見直しでも、このセクターという概念を用いています。

コンピュータのセクターについて

セクター(セクタ)は、コンピュータにおいては、「ディスクセクタ(Disk sector)」とも呼ばれ、記憶装置(メディア)に用いられる円盤(ディスク)状の記憶媒体(記録メディア)における最小の記録単位(媒体上の区切り)のことをいいます。

また、物理的な損耗によりデータの読み書きが正常に行えなくなったセクタを「不良セクタ(Bad sector)」と言います。

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