G7
読み方: | じーせぶん |
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英語名: | Group of Seven |
分類: | 国際会議 |
G7は、"Group of Seven"の略で、米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリア、カナダの先進7カ国のことをいいます。これは、首脳会議である「G7サミット」と、財務相と中央銀行総裁の会議である「先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議」の二つの意味で使われています。
G7サミット
G7サミットは、米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリア、カナダの先進7カ国の首脳、並びに欧州理事会議長と欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議をいいます。
1997年以降、サミットがロシアを含む「G8」となりましたが、2014年のウクライナ情勢を受け、ロシアのG8への参加停止により、2014年以降は、G7サミットとなっています。
先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議
先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議は、1986年から開催されている、先進七カ国の財務相と中央銀行総裁が世界経済や為替動向、金融問題などについて話し合う会議をいいます。
通常、年3回程度開催されますが、その他にも世界経済に重大な影響を与える事態が発生した場合には随時開催されます(議長国は各国が持ち回り)。また、本会議の結果は、外国為替市場や国際金融市場に大きな影響を与えるため、市場参加者からも注目されています。
※歴史に残るG7合意の一つに、米国のニューヨークのミッドタウンにあったプラザホテルで話し合われ、為替レート(ドル安円高政策)に関して合意に至った「プラザ合意(1985年)」があり、外国為替市場を大きく動かした。
G7の拡大版「G20財務相・中央銀行総裁会議」
G7の拡大版として「G20財務相・中央銀行総裁会議」があります。これは、先進7カ国に、EU(欧州連合)とオーストラリア、新興経済国11カ国(中国、ロシア、ブラジル、インド、インドネシア、メキシコ、トルコ、アルゼンチン、南アフリカ、韓国、サウジアラビア)が加わり、1999年より開催されています。
現在、本会議には、国際通貨基金や世界銀行、欧州中央銀行など関係する国際機関も参加しており、幅広く世界経済を話し合う上で非常に重要な場となっています。