リーガルテック

英語: Legal Tech
分類: 概念

リーガルテック(Legaltech)は、「リーガル(legal)」と「テクノロジー(technology)」を組み合わせた造語で、情報技術(IT)を活用した法律関連サービスやシステムの総称をいいます。

現在、企業関係者が事務作業や業務の効率化に利用する一方、士業(専門家)にとっては、顧客にサービスを提供する手段になるほか、仕事の効率化を図ることができます。

目次:コンテンツ構成

リーガルテックの活用と課題(士業)

弁護士や司法書士、弁理士、社労士などの士業の仕事は、書類作成や顧客連絡といった雑務が非常に多く、このような中、リーガルテックを活用することによって、仕事の進め方や顧客獲得などを大きく改善できる可能性があります。

その一方で、将来的には、人口知能(AI)の進化により、業務の多くが代替され、仕事の高付加価値化など大きな変革を迫られる可能性があります。

リーガルテックのサービス例

リーガルテックのサービスを提供するのは主に専門のベンチャー企業で、またその先進国は米国で、現在、具体的なサービスには以下のようなものがあります。

・契約書や申請書などの自動作成サービス
・企業間の契約をクラウドで認証するサービス
・士業への無料相談サービスやマッチングサービスのサイト
・中小企業等に対して、海外への特許出願を仲介するサイト
・企業内の社内データを精査し、裁判に向けた証拠を作成するサービス(eディスカバリー)
・不祥事や訴訟を抱える企業などに対して、情報機器から消去されたデータを復旧するサービス
・取引先や事務所員などと安全にチャットできるアプリ
・サービス残業に苦しむ従業員向けのアプリ(残業証拠レコーダー)
・郵便物(文書)スキャンシステム 他

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