インターネット証券

読み方: いんたーねっとしょうけん
英語: Internet broker
分類: 金融機関

インターネット証券は、「ネット証券」や「オンライン証券」とも呼ばれ、インターネットを通じた株式や投資信託などの証券取引サービス、またはそのサービスを提供する証券会社をいいます。

現在、ネット上での営業に特化したもの(ネット専業証券)と、店舗での窓口営業を行っている兼業のものとがあり、狭義に「ネット証券」と言った場合は、ネット専業証券を指すことが多いです。

目次:コンテンツ構成

インターネット証券の普及について

インターネット証券の歴史は、株式売買委託手数料の自由化やインターネットの普及を受け、米国で1995年に初めてネット証券取引が始まりました。

一方で日本では、1996年に大和証券がオンライン取引を開始し、その後、1999年に日本でも株式売買委託手数料が完全自由化されたのに伴い、ネット証券の開業が相次ぎました。そして、今日では、商品やサービスの充実が図られ、個人の証券取引の主力チャンネルとなっています。

インターネット証券の取引方法について

インターネット証券は、パソコンやスマホなどで、ウェブサイトの専用ページにログインして、株式や投資信託、債券、FXなどを取引できるようになっています。また、取引にあたっては、必要な情報は専用ページやアプリで提供されており、自分の投資判断(自己責任)で売買注文から決済まで全て行うことになります。

なお、口座への入出金については、専用ページで簡単にできるようになっています(証券会社によっては、即時入金に対応)。

<取扱商品(証券会社によって結構異なる)>

国内株式、外国株式、投資信託、債券、信用取引、先物・オプション取引、eワラント、外国為替証拠金取引(FX)、CFD、商品先物、貴金属、ロボアド、保険 他

日本のネット専業証券について

従来型の証券会社とは異なり、実店舗を持たず、ネット上だけで証券業務を提供する「ネット専業証券」には、以下のような会社があります。その中でも、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券の5社は長年業界をリードしており、「5大ネット証券」と称されます。

・SBI証券:SBIグループ、業界最大手
・楽天証券:楽天グループ
・松井証券:独立系、東証1部
・マネックス証券:独立系、持株会社が東証1部
・auカブコム証券:KDDIグループ
・GMOクリック証券:GMOインターネットグループ
・DMM.com証券:DMM.comグループ

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