有効求人倍率

読み方: ゆうこうきゅうじんばいりつ
分類: 日本

有効求人倍率は、厚生労働省が毎月公表する、月間有効求人数を月間有効求職者数で除した倍率をいいます。これは、公共職業安定所(ハローワーク)における求人・求職・就職の状況を取りまとめ、求人倍率等の指標を作成する「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」の中で発表される経済指標の一つです。

また、求人倍率とは、求職者に対する求人数の割合(倍率)をいい、新規求人数を新規求職申込件数で除した「新規求人倍率」と月間有効求人数を月間有効求職者数で除した「有効求人倍率」の2種類があります。

有効求人倍率の計算式

一般に有効求人倍率の数値が1より大きいか小さいかどうかで、労働市場の需要超過や供給超過の状態を知ることができ、現在、有効求人倍率は「完全失業率」と並んで、日本の労働市場の代表的な需給指標となっています。

◎有効求人倍率の数値は、全国と都道府県別で季節調整値を考慮したものが公表される。

◎「新卒除きパート含む」、「新卒及びパート除く」、「パートタイム」に区分されている(「新卒除きパート含む」が一番注目される)。

有効求人倍率(倍)=月間有効求人数÷月間有効求職者数

|月間有効求人数|
前月から繰り越された有効求人数(前月末日現在において、求人票の有効期限が翌月以降にまたがっている未充足の求人数)と当月の新規求人数の合計数。

|月間有効求職者数|
前月から繰り越された有効求職者数(前月末日現在において、求職票の有効期限が翌月以降にまたがっている就職未決定の求職者)と当月の新規求職申込件数の合計数。

発表国 日本
発表先 厚生労働省
発表時期 毎月下旬
発表内容 前月分の数値データ

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