コモディティ・スワップ/商品スワップ

英語名: Commodity Swap
分類: スワップ

コモディティ・スワップ(Commodity Swap)は、「商品スワップ」とも呼ばれ、商品価格と金利等を交換するスワップ取引をいいます。これは、エネルギーや非鉄金属、農産物などの商品価格を対象としたデリバティブ取引で、商品の固定価格と変動価格を交換するスワップや、商品の変動価格と変動金利を交換するスワップなどがあります。

ここでは、コモディティ・デリバティブの一つである「コモディティ・スワップ」について、簡単にまとめてみました。

コモディティ・スワップの概要

目次:コンテンツ構成

コモディティ・スワップの仕組み

コモディティ・スワップは、エネルギーや非鉄金属、農産物などの商品価格を対象とするスワップ取引で、予め取引当事者間で合意された条件に基づいて、将来のキャッシュフローを交換する仕組みとなっています。

◎取引当事者間(企業と金融機関の間)において、取引期間や価格、数量、決済方法などの設定が自由にできる相対取引である。

◎将来のある時点におけるコモディティ価格を、現時点の相場で固定化するために用いられる。また、取引にあたっては、相手方となる金融機関に対して、将来の時点がいつか、どれくらいの量の現物価格を固定化させたいかなどを伝える必要がある。

◎金融機関は、海外の商品先物市場を利用して、商品価格の変動をヘッジする。また、取引における指標は先物市場が存在するものでなければならず、WTIやLME銅など国際的な商品指標を用いる必要がある。

◎現物価格とスワップ取引の変動価格(指標価格)が完全に一致することはごく稀で、ベーシスリスクがあることに注意する。

コモディティ・スワップの利用

コモディティ・スワップは、コモディティ(商品)の価格変動リスクを回避することを目的に利用され、日本においては、例えば、燃料価格高騰によるコスト増加を回避するため、航空会社や船会社、運送会社などで利用されています。また、対象商品については、原油や重油、軽油、ジェット燃料、ナフサ、天然ガス、銅、アルミ、大豆、トウモロコシなどがあります(特に石油に関係するものが多い)。

◎スワップの売り手となる企業は、価格変動リスクを回避し、固定価格で原材料を調達できる。

◎スワップの買い手となる金融機関は、固定価格が変動価格を上回っている限り、利ざやを稼ぐことができる。